分かり合えるよう - 迷える電人（４周目）

時に優しく、時に厳しく（挨拶）

実際に子供いないからさじ加減わからん。

「よつばと！」８巻が出ていたので購入。
相変わらずどっしりとした面白さが魅力的だなぁ。

身内にリアル幼児が居ると分かるんだが、
５歳前後のガキってのは、行動と言動が
本当にエキセントリックで予想がつかない。
その辺の描写が実に上手い！！

何よりこの物語を一番魅力的にしているのが、
悪意の無い大人たちの存在だね。
とーちゃんはゆるキャラだけど軸がぶれてないし、
ジャンボは３枚目に徹してくれているし、
やんだは嫌な奴だけど心の奥まで傷つけるようなことはしない。
お隣の綾瀬一家も理想的な家族だしね。

よつばの自由性を戸惑いながらも受け止めつつ、
悪いことはちゃんと叱ってあげられるし、
本当に危険なことは殴ってでも分からせる。
出生が謎な子供だけど、今のよつばは本当に
愛されていると思う。

実際の子育てもこうありたいと思うのだが、
現実問題なかなか上手くいかないみたいだね。
最近は子供のエゴに親がすぐ折れちゃうし。
愛情の履き違えでモンスター化するし。

媒体の特性から、読者層は子供の居ない
連中が多い（つーか、風香に萌える）だろうけど、
この漫画は幼子を持つ親にこそ読んで貰いたい。
それだけでも、子供に対する視点が結構変わると
思うんだけどなぁ。

ここで全く話は変わるが、個人的には虎子が大好き。
スモーカーだしスレンダーだし、何より他人に過干渉
しなさそうな所がスゲー好み。暗めの照明のカフェで
ヤニ吹かしながらダラダラとダベりてー！！